戸建て塗り替えで発生するトラブルの原因と対策

塗り替え工事でよくあるトラブルを知っておこう

塗り替え工事にはそれなりの費用がかかります。トラブルを避けるために、よくあるトラブルの原因・対策を把握しておきましょう。

よくあるトラブルの原因と対策

塗り替え工事のトラブルは大きく「費用に関するトラブル」「仕上がりに関するトラブル」「近隣とのトラブル」の3つに分類できます。

費用に関するトラブル

費用に関しては、「工事開始後に追加費用が発生する」「相場と比べて費用が異常に高くなる」などのトラブルが起こることがあります。

工事開始後に追加費用が発生する

工事開始後に、最初の見積りには入っていなかった塗料代や足場代などの項目が追加で請求されてしまうケースがあります。

▼原因
最初の見積りに不備やあいまいな部分があったり、費用負担の取り決めが不明確なまま追加工事をお願いしてしまったりする。

▼対策
契約前に、希望している工事内容が見積書に全て記載されているか確認する。また、追加工事費用の負担に関する内容をあらかじめ契約書に記載しておくことも有効。

相場と比べて費用が異常に高くなる

塗り替え工事を契約した後に、費用が相場よりも高いことに気づくケースがあります。

▼原因
工事費の相場感を把握せずに、施工店と契約を締結してしまう。

▼対策
複数社から見積書を取得し、相場感を把握しておく。

仕上がりに関するトラブル

仕上がりに関しては、「イメージ通りの色にならない」「工事終了後しばらく経ってから塗装ミスを発見する」といったトラブルが起こることがあります。

イメージ通りの色にならない

カラーサンプルから色を選んでも、実際に塗装するとイメージ通りにならず、トラブルになる場合があります。

▼原因
色の面積効果（面積の大きさによって色の見え方が変わること）を考慮せず、小さなサンプルだけでカラーを選んでしまう。

▼対策
色の面積効果があることを前提に、十分な打ち合わせを行う。可能であれば、なるべく大きなカラーサンプルを施工店に用意してもらう（有償での対応になる場合もある）。また、検討しているカラーで塗装した事例があれば、現場を見せてもらう。

工事終了後しばらく経ってから塗装ミスを発見する

塗り替え工事が終わってから塗り忘れや色むらなどに気づくケースがあります。

▼原因
引き渡しの前に仕上がりを確認していない（確認が不十分）。

▼対策
施工が完了したら、足場が解体される前に少しでも気になる部分があれば施工店に伝えて補修してもらう。また、アフターフォローの有無についても事前に確認しておく。

近隣とのトラブル

近隣とのトラブルで多いのは、塗り替え工事に対するクレームが入ることです。

塗り替え工事に対するクレームが入る

工事中に近隣から騒音や臭いなどについてクレームを受け、トラブルになることがあります。

▼原因
塗り替え工事前の近隣への周知が十分でない。

▼対策
施工店または施主が工事前に近隣に挨拶を行い、工事中も迷惑をかけていないか確認する。クレームが入ったらまず謝罪し、施工店に再発防止をお願いする。

最低限上記の項目を施工店と確認しておくことで、気持ちよく塗り替えができる準備をしておきましょう。