戸建て塗り替え工事の過程

塗り替え工事は全部で8工程あります

塗り替え工事は、家の状態の診断から塗装後の引き渡しまで、8つの工程に分かれます。

【塗り替えの施工過程】

1.診断・打ち合わせ

施工店の担当者が家を訪問し、家の素材や劣化の状況などを調査・診断します。その結果と打ち合わせの内容を踏まえて、材料や工法が選定されます。納得できる仕上がりになるように、打ち合わせでは要望を伝えたり、工事プランやアフターフォローなどでわからないことがあれば質問したりしましょう。

2.見積り

要望を踏まえた上で、施工店から仕様と見積りが提案されます。見積りに関して不明な点があれば、契約を結ぶ前に解消しましょう。

3.契約

施工店の提案に納得できた場合は、塗り替え工事の契約を行います。契約当事者間の認識に相違があればトラブルになることもあるため、契約書は念入りに確認しましょう。

4.足場設置・養生

塗り替え工事が始まると、まず安全な現場を作るために足場が組み立てられます。また、塗料の飛散防止や落下物対策のために、養生シートを設置します。車や植木なども念入りに養生されますが、場合によっては移動が必要です。

5.水洗い・下地調整・下地補修

水洗いとは、汚れ、ほこり、藻などを洗い流す作業です。水洗い完了後に、下地が調整・補修されます。

6.塗装

下地がきれいになったら、屋根や外壁などが塗装されます。塗装がすぐにはがれたり劣化したりしないよう、下塗り・中塗り・上塗りと丁寧に塗料が塗り重ねられます。

7.点検・足場解体

塗装作業が終了した後は塗装面の点検が行われ、必要があれば手直しが加えられます。点検完了後に養生シートが外され、足場が解体されます。

8.引き渡し

周囲の清掃やゴミの回収が行われ、家の引き渡しになります。

初めてのことばかりで、わからないことが多いと思います。曖昧なまま進めてその後にトラブルになることを防ぐためにも、契約の時点でわからないことがあれば、その都度確認し、納得して進めるようにしましょう。詳しくは次のお話で紹介します。