実績インタビュー:「町の歴史的建築は町で守る」オリエンタルカーペットを支える飛塚塗装店

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2026/06/22

1935年、山形県山辺町で創業したニッポン絨毯製造所は、現在のオリエンタルカーペット株式会社へとつながる、日本の緞通産業を支えてきた存在です。2025年7月18日には、同社の4棟の建物が国の登録有形文化財(建造物)に答申されました。オリエンタルカーペットの建屋は、地域産業の歴史を今に伝える、貴重な建築群です。

そうした歴史ある社屋を、丁寧な塗装で守り続けている地元の施工店があります。同じく山辺町に拠点を置く、有限会社飛塚塗装店です。地域の貴重な建築を支えている飛塚塗装店は、単に建物を塗り替えるのではなく、その価値と佇まいを未来へつなぐ役割を担っています。今回は、代表取締役の飛塚 武様にオリエンタルカーペットの塗り替え工事のみならず、飛塚塗装店として大事にしている考えなどのお話を伺いました。



―― 歴史ある建物をアップデート

オリエンタルカーペット 代表取締役社長の渡辺博明氏が山辺商工会の会長を務めていたご縁から、建屋の塗り替えを直接依頼されたそうです。

(飛塚様)
オリエンタルカーペットの建屋は、薄いピンクと薄いグレーが特徴的な建物です。当社が塗り替え工事に携わるのは今回が初めてで、お施主様からは、既存色を踏襲しながら、先祖代々大事にしている歴史ある建物をアップデートしたいとご要望がありました。その思いにできる限りお応えするため、塗装仕様の面でもご提案を行い、旧塗膜をもとに日本ペイントで調色していただきました。

また、文化財としてできるだけ美観を長く保ちたいという社長のご意向もあり、今回はグランセラ®トップ2液ファインを採用しました。


飛塚様                           塗り替え工事中の建屋              


―― 建物全体に目配り気配りを

飛塚様は、工事の規模にかかわらず、一般的な住宅でも同様に良い材料を使い、耐候性を重視した施工を心がけていると強調します。日々、お施主様とやり取りをする中で、大切にしていることや考え方をお聞きしました。

(飛塚様)
建物の塗り替えは、時間もお金もかかるため、お施主様にとってはとても大きな決断です。お見積りの段階から、塗装に関することだけでなく、建物の細かい部分の課題までも発見し、お施主様にお伝えすることを心掛けています。山形県は豪雪地帯でもあるため、雨漏りなどの不具合が見られることも少なくありません。たとえその原因が塗膜だけにあるわけではなくても、原因をしっかり見極めたうえで、建物全体を見据えたご提案を行っています。施工店だから塗料のことだけを考えるのではなく、建物全体にどれだけ目配り・気配りができるかが大切だと考えています。


丁寧に塗装を施す飛塚塗装店の社員

―― “良い仕事”が次のご縁につながっていく

飛塚塗装店には、施工を終えたお施主様からの紹介で来店するお客様も多いといいます。

(飛塚様)
ご紹介という形で来店していただけると、施工後のお施主様に自分たちの仕事ぶりを認めていただけたのだと感じられ、とても励みになります。私たちは、お施主様と完成後のイメージまでしっかり共有しながら、二人三脚で工事を進めることを大切にしています。そうした一つひとつのコミュニケーションが、結果として満足度につながっているのだと思います。

―― 町の重要文化財を、町で守っていく

(飛塚様)
オリエンタルカーペットは、山形県だけでなく、日本が誇る企業の一つだと認識しています。そのような企業の建屋の塗り替え工事を担当できたことを、私たちは大変光栄に思っています。私は、町の歴史的建築を、町の施工店が守っていくことに大きな価値があると信じています。これからも建物にとって最適な製品を選び、心を込めた施工で、お施主様と地域の皆様から信頼される施工店を目指していきます。



歴史ある建物を守ることは、単に外観を整えることではありません。そこに刻まれてきた時間や、地域に根づく産業の記憶を未来へ受け継ぐことでもあります。オリエンタルカーペットの社屋を支える飛塚塗装店の仕事には、建物の維持管理を超えた、地域の価値を守る使命が息づいていました。

【ご参考】
●有限会社飛塚塗装店 公式ホームページ:https://www.tobitsuka-nuriya.com/
●オリエンタルカーペット株式会社 公式ホームページ:https://yamagatadantsu.co.jp/

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