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HAPPY PAINT PROJECT
~沖縄県 今帰仁村立今帰仁中学校で開催された、
全校生徒約300名とSHOGEN氏のペイントイベントに
(有)渡具知ペイントと協力しました!~

  • HAPPY PAINT PROJECT

2024/09/04

日本ペイント株式会社(本社:東京都品川区、以下、当社)は、2024年7月10日に開催された、今帰仁村立今帰仁中学校(以下、同校)の全校生徒と当社スペシャルアンバサダーのペンキ画家SHOGEN氏によるペイントイベント(以下、本イベント)に塗料を提供いたしました。本イベントでは、同校生徒・教職員合わせて約330名がコンクリート階段側壁(約80メートル)に「自然」をテーマにした絵を描きました。また、塗料販売店である有限会社渡具知ペイント(沖縄県名護市、以下、同社)の渡具知様からは、刷毛600本をはじめとした副資材および人的支援をご協力いただきました。

 

本イベントは生徒が企画・提案・運営する「生徒主催」の企画です。同校21 期生徒会は、昨年12月に今帰仁村立兼次小学校で児童とSHOGEN氏とのペイントアートイベントを手伝ったことがきっかけで、「中学校でもぜひペイントイベントをやりたい」という思いを強くしました。そして代替わり後の同校22 期生徒会は「先輩の思いを受け継ぎ、やりたいと思ったことにはまずは挑戦しよう」「温かい気持ちで描く絵によって、これから先、後輩たちを見守る『応援』の意味を込めた素敵な絵を描きたい」と本イベントの実現に向け、開催や場所の許可取りなど、一から準備を進めてきました。

 

当社は同校生徒会から熱意が込められた依頼書を頂いたことがきっかけで、生徒の思いを応援すべく、同社とともにイベントをサポートいたしました。開催前には、当社の沖縄営業所員と同社の渡具知様が、生徒に塗料の扱い方や、小分けの仕方などをレクチャーし、前日は先生方とテントの設営を行いました。また生徒は約80メートルの階段側壁を高圧洗浄機で清掃し、塗料を小分けにするなどの準備を行いました。

 

そして迎えた当日は、熱中症対策としてこまめな水分補給と休憩を取りながらペイントを行いました。また、生徒一人一人が思う存分ペイントできるよう、同社からは刷毛600本などの副資材をご提供いただきました。ペイントのテーマは「自然」で、SHOGEN氏は「自分を信じて、思い切って!最後までやりきろう、自分が心からうれしいと思う色で描いていこう」と終始声を掛けながら、生徒をサポートしました。生徒は6色の塗料から自分の好きな色を作り、それぞれが思い思いに描いていました。

 

 


途中で激しい通り雨があり、「ペイントが消えてしまうのでは」と心配しましたが、階段の側面にペイントしていたこともあり、なんとか持ちこたえました。そして雨上がりには、色が混ざり合い、美しいグラデーションになっている部分もありました。

 


 
雨が上がると同時にペイントが再開され、生徒は集中しながらも楽しんで取り組んでいました。終盤には用意していた塗料を使い切るほど、一生懸命に絵を描きました。

約60分間にわたりペイントされた階段側面は、色鮮やかな絵や模様で敷き詰められ、生徒や教職員合わせて約330名による大きなアート作品が完成しました。

 

 

 

同校生徒会執行部からは、「ペンキの小分けや、高圧洗浄機での階段の清掃準備がとても大変でした。今日のイベントではみんなが楽しむ様子を見ることができ、うれしかったです。途中で雨が降るハプニングもありましたが、それもいい思い出になりました。描く前は周りを見て何を描こうか迷っていましたが、描き始めると周りのことを気にせず描くことができました」と感想をいただきました。
また、同校生徒会顧問 澤岻様からは、「熱中症が心配される中、20分ずつの活動時間の間に10分の休憩をはさんで3回のペイントをするなかで、最初緊張している様子と何を書いていいか迷っている様子が見られた生徒たちが、徐々に自由に書いている様子が見られました。最初の休憩をはさむ前にザーっと降った雨が10分の休憩後にはピタッとやんで二回目の活動では、幻想的なにじみやぼかしになったような絵の生徒の喜びの声と、にじんで流れ出たペンキを残念がっている落胆の声が入り混じってさらに制作を楽しむ雰囲気になりました」とコメントをいただきました。


美術担当教諭 田中様からは「沖縄特有の片降い(※)にも関わらず、生徒会のよき準備とサポートにより、楽しんで描いていたと思います。雨で輪郭が滲んで思うように描けなかったと思いますが、滲みも生かしながら描く行為そのものを体感するアクションペインティングを彷彿させる現代的表現があちらこちらに見受けられたので、今帰仁中生徒の感性の豊かさと懐の深さに感動いたしました。 このような学校生活に潤いと非日常体験がもたらす効果は学び方やものの見方、考え方に大きな変化をもたらすものだと感じています。生徒会の皆さん、準備と調整と運営、お疲れ様でした。貴重な体験をありがとうございます」とコメントをいただきました。

(※)片降い(読み:カタブイ) …夏の沖縄特有の気候現象で不安定性降水(にわか雨や通り雨)を指します。


SHOGEN氏からは「色鮮やかな素敵なアートが完成したと思います。雨で色が良い感じに流れてその後固まった部分や、色の濃淡によって、自然の景色が描かれていてとても素敵だと思います。日本全国にこのような取り組みが広がってほしいと思います。このようなイベントが開催でき、先生方、教育委員会、地域の皆さまに感謝申し上げます」とコメントがありました。

 


また、本イベントの様子は琉球新報および沖縄タイムスにて記事が掲載されました(下記URLよりご覧いただけます)。

当社は、今後もペイントを通じて社会に幸せを届ける活動に取り組んでまいります。

 

【開催概要】
イベント名:「今帰仁中学校SHOGENさんとの壁画ペイントアートイベント」
主催:今帰仁中学校第22代生徒会執行部
協力: 日本ペイント株式会社(塗料提供、副資材提供、人的支援)、有限会社渡具知ペイント(副資材提供、人的支援)
内容:同校生徒とSHOGEN氏によるペイントイベント
日時:2024年7月10日(水)9:30~11:00
場所:今帰仁中学校(〒905-0401沖縄県国頭郡今帰仁村仲宗根47)
ペイント箇所:コンクリート素材のグランド観覧席・階段の「側面」
 ①グランド観覧席側面:幅約80m×高さ約40cm×5段
 ②階段側面:幅約2.5m×高さ約20cm×11段
 ③水飲み場側面:幅約1m×高さ約1m×3か所
参加者:中学校生徒(1~3年生)約300名職員約30名合計330名
提供塗料:水性ファインSi(製品ページはこちら
記事掲載:
・沖縄タイムス:

「それぞれの感性で灰色の壁をカラフルに 沖縄の中学生、ペイントアートに挑戦 ペンキ画家が伝えたかったこと」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1396858

・琉球新報:

「ペイントアート校庭彩る 今帰仁中 生徒会、画家SHOGENさん招く」(有料記事)
https://ryukyushimpo.jp/news/region/entry-3289551.html

 

【HAPPY PAINT PROJECTについて】
日本ペイント株式会社が「塗料を通じて社会に幸せをお届けする」というコンセプトで2017年から実施し始めたCSR活動です。この活動の一環として、当社とスポンサー契約を結んでいる日本ペイントスペシャルアンバサダーのSHOGEN氏とともに、全国各地で地域貢献のために、様々なペイントイベントも実施しています。イベントを通じて、地域活性化へのご支援、学校教育へのサポート、子供たちのいい思い出作り等、ペイントアートによる社会課題の解決、地域貢献とともにペイントの楽しさを世の中に伝え、新たな塗料・塗装文化の創造にも役立っております。同プロジェクトは、現在(2024年6月末時点)まで全国各地で累計97回のイベントを実施し、累計の参加人数が約7,550名に達しています。また、2019年より「ペイントでハッピーをお届けしたい」という思いから、「HAPPY PAINT PROJECT」というプロジェクト名を付けております。

CSR活動URL:https://www.nipponpaint.co.jp/csr/

 

【お問い合わせ先】
日本ペイント株式会社 広報室 柳谷・吉本
TEL:03-5479-3616  E-mail:nptumarkpr@nipponpaint.jp