大阪府立今宮工科高等学校との産学連携による成果発表会
中庭改装・「萩之茶屋小学校」の跡地リメイク計画「中庭をランチスペースに～先輩から後輩へ」

日本ペイント株式会社（本社：東京都品川区、社長：喜田益夫、以下、当社）は、大阪府立今宮工科高等学校と、一層魅力ある産業教育を実現するために、2019年から産学連携プロジェクトを実施しており、2022年度も4月から開始しています。2022年5月から9月にかけて開催された3回の連携授業を経て、生徒たちが自ら設定した課題に対する成果発表会を2023年1月24日に実施しました。

本産学連携において当社は、「実社会に近い環境」で学びと知見を提供し、教育的支援を行うことを目的としています。グラフィックデザイン系の生徒たちが実習などで得た知識・技術を活用し、自ら興味・関心のある問題に対する「課題研究」を実施し、当社マーケティング部の「外部企画チーム」という位置づけで生徒が企画立案したプロジェクトを、両者の共同事業として展開しております。

本年度の課題研究は、校舎内の使われなくなっていた中庭の改装計画及び、「萩之茶屋小学校」の跡地にある「萩小の森のリメイクプロジェクト」の一環として敷地内に設置されているコンテナハウスの改装計画、さらにこれらの活動をSNSで発信する「SNSで発信し隊」です。成果発表会では、各班がそれぞれの取り組みについてプレゼンテーション形式で発表を行いました。生徒たちは、取り組みについて困難を乗り越え、協力し合ってプロジェクトを実行できたことに加え、それぞれの過程で浮かび上がった課題を分析し、今後に続く2年生の生徒に思いを託して発表を終えました。

【本年度の企画内容】

・中庭塗装班

校内でデッドスペースとなり、近寄り難くなっている場所を、生徒たちが集い話せるコミュニケ―ションスペースにしようと、床面や壁部の改修塗装や廃材を活用した机や椅子の制作・塗装を企画。後輩の代まで活かされ繋がる場所にするために、デザインやカラーリングにも気を配った塗装計画がなされている。

・郊外企画班　～荻小の森リニューアル～

西成区役所とコラボレーションし、荻小の森という小学校跡地における塗装リニューアル企画。学校跡地という特性を生かし、デザインには学校を彷彿させるイラストや黒板塗料の活用などを検討。コミュニケーションスペースとしての活性や落書き対策も目指し、地域を巻き込んだペイント企画。

・SNSで発信し隊！インスタグラム

塗料の魅力や企画の趣旨を伝えるべく、生徒たち同年代の利用率が高いインスタグラムを活用し、上記の庭園改装や郊外企画の様子を対外的に発信。よりキャッチーなものにするために「ペイたん」というキャラクターをデザインし、各種投稿に登場させる。

【当社出席者による講評】

・2022年9月に開催された企画提案プレゼンテーション時と比較し、皆さんの企画構築力とプレゼン資料のわかりやすさ、説明の仕方が格段に向上している。

・活動の過程ではさまざまな困難があったことだと思うが、皆さんが協力して課題を解決し、プロジェクトを最後まで実行されたことは素晴らしい。

・学校の仲間や、地域の方々に対する、他者を思いやる気持ちがプロジェクトを通して一貫していたのが印象的で、これからもその気持ちを持ち続けてほしい。

・今後ぜひここで学んだことを社会人生活や学業の中で活かしていって欲しい。

当社は今後も産学連携を通して、学びの機会を提供し、未来に羽ばたく人材をサポートして参ります。

【2022年度の取り組み】

■「日本ペイント×大阪府立今宮工科高等学校との3年目の授業が本格スタート」についてはこちら

■「2022年度大阪府立今宮工科高等学校との産学連携プロフジェクト第3回連携授業の実施」についてはこちら

【成果発表会開催概要】　

場所：大阪府立今宮工科高等学校　〒557-0024　大阪市西成区出城1-1-6

日時：2023年1月24日（火）13:15～15:05

内容：課題研究発表会（全校プレゼンテーション）

【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】

日本ペイント株式会社　広報室　柳谷・為岡

TEL：03-5479-3616　 Email：nptumarkpr@nipponpaint.jp