あ、ここにも日本ペイント・・・  「ご縁」と「技と伝統」を未来へ継げる名刹・康楽寺

  • 製品

2021/11/30

「あ、ここにも日本ペイント」

思わずそんな言葉が出てしまうほど、身近に存在し、建物を守る一助を担っている弊社の汎用塗料。

お客様のご協力を基に共に作り上げてきた数々の事例を、写真と共に不定期にてご紹介いたします。

 

 

 今回は、ご住職と門信徒様のご期待へ、設計監理者様のきめ細やかな設計監理、元請会社様の行き届いた施工管理、施工店様の高度な塗装技術と技能、加えて、建立時にご採用された当社の高機能塗料を再びご採用いただいたこと、全てが「ご縁」で繋がり、塗替えられた実績をご紹介いたします。

 

 長野県長野市南部に位置し、市重要文化財に指定されている書写本「紙本著色親鸞聖人伝絵」を有し、荘厳華麗なる本堂を備える康楽寺。昭和末期の建立竣工から三十余年の歳月が経過したため、令和元年から本堂塗替え計画が検討され、度重なる現場調査に当社も参画し行われました。

 

         

 

 

 今回、設計:監理をご担当されたQA建築総合相談所の代表は、建立当初からの「ご縁」があり、新築工事にも関わっておられました。

 それ故、将来への保全維持には強い関心を示され、今回の塗替え工事により、当寺の将来に渡り継続的な維持保全ができる在り方を模索し、表現したいお考えでした。

 当寺は、鉄筋コンクリート造を主体に構築され、現在も躯体機能が良好でクラックも少なく、多年の経過による劣化はみられるものの活膜は良好な状態の部分が多く残っていることから、できるだけ活膜維持を優先し、現状の模様を残し、当時の美観を尊重した、塗装設計とされました。

 

          

 

 

 工事計画が進み、当時、新築工事を請負った元請会社の株式会社守谷商会様も「ご縁」で繋がり、この塗装設計の意図をくみ取り、具現化できる塗装会社はどこなのかと選定作業を開始します。寺院特有の組物、彫刻等、役物塗装が多彩にあり、伝統的な刷毛技法に経験豊富なことや、複雑な形状の彫刻部等の塗り分けができることなど、高度な塗装技術が求められました。

 

 

      

 

 

 その要望に答えられたのは、株式会社コーティングコーポレーション様です。

 なんと不思議な「ご縁」で、偶然、同社様も過去の当工事で深く係わりを持ち、塗装を請け負っておられたのです。

 

 さらにご住職様の母上様も、当時担当されたコーティングコーポレーションの職人さんをたいそう信頼され、今でも鮮明に覚えておられるとのこと。今回もその職人さんのご子息が本工事に関わるなど、絆の大切さと、「技術の伝承」が「ご縁」の結び付きとなり、一丸となって熱気を感じる営繕工事となりました。

 

          

 

 

 こうして様々な関係者の想いと、不思議な「ご縁」を礎として、美しく塗り替えられた康楽寺本堂。これからも多くの参拝者や人を「ご縁」で繋ぎ、末永くご繁栄されることと思います。

 

 

 

  • ご採用塗料

ターペン可溶2液超低汚染形4フッ化フッ素セラミック変性樹脂塗料

「DUFLON®ファイン4Fセラミック」

 

  • 設計・監理

QA建築総合相談所 担当 代表 藤本厚様

 

  • 元請

株式会社守谷商会 担当 宮尾一幸様

http://www.moriya-s.co.jp/

 

  • 塗装施工

株式会社コーティングコーポレーション 担当 常務取締役 佐藤隆志様

http://www.coating-c.com/