建築用塗料について/ よくあるご質問
保管しておいた塗料で、外壁を補修塗装したところ、違う色に仕上がってしまったがなぜですか?
攪拌(かくはん)が十分でなかった、もしくは塗料が変質してしまっていた、可能性があります。
塗料は、着色顔料や合成樹脂等の成分が混ぜ合わさったものなので、使用してから時間が経つにつれ、分離した成分が缶底に沈殿しやすくなります。
保存が長期化すると、沈殿した成分が自重でガチガチに固まってしまい、攪拌した程度では均一状態に戻らなくなります。また保存中に塗料自体が変質(変色、増粘、固化)してしまうこともあります。
これに気付かず塗装すると、塗りにくいだけでなく変色、隠ぺい不足、色むら、つやむら等の塗膜の異常が生じやすくなるため、保存塗料の使用には十分ご注意ください。