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After Stories : HAPPY PAINT PROJECT
~石川県かほく市立大海小学校~児童や保護者、地域のみんなで作る「安心・安全な空間」

  • HAPPY PAINT PROJECT

2023/11/28

「After Stories : HAPPY PAINT PROJECT」は、当社のCSR活動「HAPPY PAINT PROJECT」が、みなさんにどのような「HAPPY」をもたらし、どのように人々の心に残るのかを探ります。

第1段の記事はこちらをご覧ください


第2弾となる今回は、石川県かほく市立大海小学校(以下、同校)です。同校は、2020年から継続してHAPPY PAINT PROJECTを実施されています。

~大海小学校とHAPPY PAINT PROJECTの歩み~
第1回目:2020年 トンネルアートプロジェクト第1弾
第2回目:2020年 校内昇降口内壁 抗ウイルス塗料ボランティア塗装
第3回目:2021年 トンネルアートプロジェクト第2弾
第4回目:2021年 校内低学年の廊下内壁 抗ウイルス塗料ボランティア塗装
第5回目:2022年 校内中学年の廊下内壁 抗ウイルス塗料ボランティア塗装
第6回目:2023年 校内高学年の廊下内壁 抗ウイルス塗料ボランティア塗装


第1回目のHAPPY PAINT PROJECTの運営から関わられている、地域と学校の橋渡し役を担う、同校学校コーディネーターの池田美雪さんと、香林直晴校長先生にお話をお聞きしました。
新型コロナウイルスの影響により、児童たちが楽しみにしていた様々な学校行事が中止になり、児童たちは学校生活をめいっぱい謳歌しているとは言いがたい状況にありました。児童たちが少しでも明るい気持ちになれるよう、先生方が小学校前のトンネルを塗料で彩るイベントを企画されたことが、同校と当社の出会いでした。
 

児童たちの通学路の一部でもあるそのトンネルは、夕方になると暗くなるため、先生方も地域の方々も防犯上の観点から「危ない」と認識されていたそうです。
2020年に片面、2021年はもう片方の面を色とりどりの塗料で児童たちがペイントしていきました。2年かけて完成させた児童たちのこだわりと、弾けるパワーが存分に詰まったトンネルはペイント前と見違えるほどになりました。今では、児童たちが学校のプログラミングの授業で学んだ、LEDライトの配色が12月に期間限定でライトアップされています。


区長の古林孝之さんは、「絵が描かれる前のトンネルは暗くて防犯上不安でしたが、今では地元の人が絵を見に散歩に来るまでになりました。ペイントアートが地域の安全に役立っています」と語ります。また、児童の登下校を見守る安全パトロール隊の黒部佳津子さんも「トンネルに絵を描く前に白色の塗料(下地調整)を塗るのに参加しました。寂しかったトンネルが明るくなり、とても良いと思います。テーマごとに絵が描かれていて、年々上達を感じました」とお話してくれました。




トンネルアートに参加した当時小学6年生だった中学生たちに、ペイントイベントの感想を聞くことができました。お互いに描いた絵を探し、見つけたときにイベント当時の出来事を懐かしそうに語ってくれました。「塗料は絵の具と違って、液が重く難しかったが、良い思い出になった」などの感想や、「絵の具は図工の時間で自分の作品のために使うけれど、塗料は公共の場など多くの人が使い、見る場所に塗るため、新鮮な気持ちでした。」と大変興味深い感想も聞くことができました。
同校の卒業生でもある中学生たちは「次はトンネルのように暗い場所でなくて、大海小学校の壁に絵を描きたいです!」と目を輝かせながら語ってくれました。トンネルアートイベントは、時が経っても「あの頃」に戻ることのできる思い出として残っていることが分かりました。
 



また、同校の塗料を用いた活動はペイントアートにとどまりません。同校は、2020年から4年連続で、校内の塗装も行っています。児童たちが少しでも安心して学校生活を送れるよう、当社の抗ウイルス・抗菌機能を有する塗料「PROTECTON®インテリアウォールVK-500」をご提供いたしました。


 

池田さんに校内塗装を計画された時のことを振り返っていただきました。
― 当時は、抗ウイルス機能のある塗料があるということに驚きました。塗料は壁をきれいにするものと思っていましたが、ウイルス対策もできるのはうれしいと思いました。自分たちで校内を塗装するというのは初めてで、ボランティア塗装に参加してくれた地域の方々や保護者の皆さんは緊張した面持ちでしたが、一度塗り始めてみると「楽しい!」や「思っていたよりも簡単にできる!」という明るい声が多く聞こえました。自分の手で壁が綺麗になっていく過程は、やっていてとても気持ちが良いものです。
 

そして、2年前から同校の校長を務められている香林先生は、PROTECTON®インテリアウォールVK-500を塗装したことで見られた変化についてお話してくださいました。
― 新型コロナウイルスが蔓延しだした当初は、とにかく右も左も分からない状況でした。児童たちの下校後に、先生方と除菌スプレーで校内の至る所を消毒する日々でした。しかし、校内の壁に抗ウイルス塗料を塗装したことで、壁の拭き掃除をする必要が無くなりました。低学年は壁をつたいながら歩いたりもするので、壁だけでも抗ウイルス機能を備えられたことに、心がほっとしたのを覚えています。




ボランティア塗装に参加された2名の児童にも、塗装の感想を聞くことができました。

― 塗料を塗ってみてどうでしたか
芽依さん:塗料を塗るのは今年で2回目でしたが、すごく楽しかったです。壁が綺麗になっていくのがうれしかったです。
善音さん:初めてボランティア塗装に参加しました。はみ出さずに塗るよう気を付けました。次も参加したいです。
 

― 次、ペイントするとしたらどんなものに塗ってみたいですか
芽依さん:学校の前のトンネルの枠の部分がまだ絵が描かれていないので、そこに動物を描きたいです。
善音さん:道路に自分が得意な絵を描いてみたいです。


(写真左から)芽依さん 善音さん
 

2020年から行っているこのボランティア塗装は、自分の手で塗装し校内をきれいにする「楽しさ」と抗ウイルス塗料がもたらす「安心」を多くの人々に届けていることが分かりました。

ペイントアートが、暗くて安全とは言えなかったトンネルを地域の方々の散歩道へと変化させ、また、抗ウイルス塗料により児童たちへの安心空間の創造と、先生方の省力化を同時に実現できました。同校で実施されてきたHAPPY PAINT PROJECTを辿ることで塗料が、地域や学校の課題解決の一助を担っているということが分かりました。

当社は今度も、地域や学校の課題解決に対し塗料を通じてサポートしてまいります。
 

【HAPPY PAINT PROJECTについて】
日本ペイント株式会社が「塗料を通じて社会に幸せをお届けする」というコンセプトで2017年から実施し始めたCSR活動です。この活動の一環として、当社とスポンサー契約を結んでいる日本ペイントスペシャルアンバサダーのSHOGEN氏とともに、全国各地で地域貢献のために、様々なペイントイベントも実施しています。イベントを通じて、地域活性化へのご支援、学校教育へのサポート、子供たちのいい思い出作り等、ペイントアートによる社会課題の解決、地域貢献とともにペイントの楽しさを世の中に伝え、新たな塗料・塗装文化の創造にも役立っております。
同プロジェクトは、現在(2023年9月末時点)まで全国各地で累計65回のイベントを実施し、累計の参加人数が約5280名に達しています。
2019年より「ペイントでハッピーをお届けしたい」という思いから、「HAPPY PAINT PROJECT」というプロジェクト名を付けております。
CSR活動URL:https://www.nipponpaint.co.jp/csr/
 

【ペンキ画家SHOGEN(上田祥玄)氏の活動ご紹介】
1986年京都府生まれ。大学卒業後サラリーマン生活を送るが、アフリカの絵画技法に魅了され、2014年に単身タンザニアに渡航。現地のアーティストに師事しその技法を学ぶ。現在はその技法の要素を取り入れながら独自のセンスで解釈した絵を創作しつつ、“ペンキの伝道師”・ペンキ画家としても活動中。当社「パーフェクトインテリアEMO」イメージビデオにも出演中。
SHOGEN氏SHOGENフェイスブック:https://www.facebook.com/shogen01
SHOGEN氏ホームページ:https://www.nzu-risana.com/

【お問い合わせ先】
日本ペイント株式会社 広報室 柳谷・山岡
TEL:03-5479-3616 E-mail: nptumarkpr@nipponpaint.jp