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コンセプト Concept

遮熱というスタンス

社会のエコ意識が年々高まる中、環境保全への取り組みは今や特別なことではなく、もはや「当たり前」のこととなりました。企業の社会的責任にも高い注目が集まり、業界や業種を問わず、ほとんどの企業が何らかのかたちで環境保全活動に取り組んでいます。
「同じ取引をするなら、地球にやさしい企業がいい」「エコに積極的な企業は、時代に合ったビジネスができる」
社会では、このような意識も根付きはじめています。そう、エコが企業価値の向上につながる、そんな時代が到来したのです。

特に、環境負荷への固定イメージが強い工場においては、これまで以上に積極的な環境貢献が求められているのではないでしょうか?
工場からは、毎日おびただしい数値の熱量が排出されています。その排熱はヒートアイランド現象を引き起こし、やがては環境破壊の一因となることも否めません。

そのような現実を受け、私たち日本ペイントは、工場からの排熱を極力抑える遮熱塗料「サーモアイシリーズ」を開発しました。排熱量を減らせば、地球環境対策に貢献できるだけでなく、空調コストの削減も実現可能に。
“遮熱というスタンス”。私たち日本ペイントが、工場をエコ先進工場へと塗り替えます。

ヒートアイランド現象と温暖化。 Warming temperature

すぐそばにある環境問題。 深刻化する、その影響と原因。

今世紀最大の社会問題と言われる地球温暖化。主に石油などの化石燃料の大量消費によって発生したCO2は、熱を吸収する性質が強い「温室効果ガス」と呼ばれています。

この温室効果ガスが年々増加する一方で、森林破壊などによりCO2の吸収が追いつかず、地球全体の気温が上昇し続けていると言われています。これにより、平均海面水位の上昇や異常気象、自然生態系、さらには人間の健康への影響が心配されています。

そして、私たちが直面するもうひとつの環境問題が、都心部のヒートアイランド現象。ヒートアイランド現象とは、都心部の気温が郊外よりも高くなる現象のこと。エアコンや自動車、工場などから排出される人工排熱や、コンクリートやアスファルトなどによる地表面の人工化によって、蓄熱されることが大きな原因とされています。都市内外の気温差は年間を通じてありますが、特に風のない夜間はこの差が大きく、また夏よりも冬の方が差が大きくなる傾向にあります。その気温差は、ときには5℃以上になることも。これらの地球環境問題に向けて、国内外ではさまざまな取り組みが進められているのです。

イメージ

高まる環境活動とCO2削減。 Environmental practice

世界の取り組み

世界の共通問題として環境問題への取り組みがかたちとなったのが、記憶にも新しい京都議定書の採択。日本では−6%、アメリカは−7%、EU諸国は−8%(1990年比)というように、各国単位で温室効果ガス排出量の削減数値目標を設定し、同時に、国を問わず地球規模で削減目標を達成するための仕組み(京都メカニズム)が導入されました。
また、各国でカーボンオフセットやグリーン購入などの取り組みが積極的に行われ、エコ先進諸国であるEU諸国では環境法や環境税の導入をいち早く実施。また、国によってばらつきはあるものの、環境対策全般の専門家である環境カウンセラーや環境コンサルタントを制度化する国々も登場し始めました。このように、世界中でさまざまな環境活動が実施されており、今後もますます高いレベルでの取り組みが求められています。

日本国内の取り組み

日本においても、環境問題に関する意識はかつてない高まりを見せています。政府や自治体では、循環型社会の構築に向けた取り組みやグリーン購入法、チームマイナス6%の推進などが実施され、生活者の間でも、マイバッグやマイ箸の持参、ゴミの分別、省エネ商品への買い換えなど暮らしに密着したエコ活動が幅広く浸透しています。
また、業種を問わずさまざまな企業で植樹活動やゴミゼロ運動、リサイクルシステムの導入、エコ型商品やサービスの開発など、積極的な取り組みが行われています。こうした背景の中、企業にとっては「いかに環境問題に貢献しているか」が問われる時代。経済活動によって生み出された環境破壊は、経済活動と環境活動の両輪で修復されることが求められているのです。

企業価値とエコの関係

エコとビジネスの両立は、企業にとって非常に大きなテーマのひとつ。産業社会の一員であるかぎり、企業の社会的責任という意味でも環境問題への貢献は欠かすことができません。なかでも、大量のCO2や排熱などを生み出す工場にとって、環境への配慮はイメージおよび価値向上の大きな一助となるはず。

このような観点からも、今、日本中のさまざまな工場でCO2削減への取り組みが行われています。そんな中、大きな注目を集めているのが、遮熱塗料を使った環境貢献。工場建物や敷地内のアスファルトに塗装することで、ヒートアイランド対策はもちろん、空調設備によるCO2排出量を減らすことができるのです。空調による消費電力量が削減できれば、電力コストもカット。現場で働くスタッフも、美しく快適な職場で業務に取り組むことができます。

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