日本ペイント株式会社(本社:大阪市、社長:藤嶋 輝義)は、鉛などの重金属を用いず、また回収PETや回収植物油を使用した環境配慮型合成樹脂ペイント「ニッペHi−CRエコ」を2002年1月から発売します。
日本ペイントでは、同様に鉛フリーで、回収PETを原料としたさび止めペイント「速乾PZヘルゴン」を昨年4月からすでに発売しており、これによって下塗りから上塗りまでの環境配慮型鉛フリーの鉄部塗装システムが完成しました。
最近、合成樹脂ペイントに含まれる鉛など重金属の環境に与える影響が注目されています。アメリカなどでは、すでに厳しく規制されており、わが国においても鉛など重金属を規制する動きが強まっています。
日本ペイントは、こうした規制に先駆けて、鉛などの有害重金属を配合しない製品づくりに取り組んできました。今回完成した塗装システムは、厳しいアメリカの連邦規制をも下回る基準を実現し、「速乾PZヘルゴン」はすでに、国内の米軍基地、橋梁、学校施設などでも使用されています。
また、同塗装システムでは、当社が独自に開発した回収PETのリサイクル技術を活かして、樹脂の一部にリサイクルペットを原料としたものを使用しており、資源の再利用・節約に貢献しています。
さらに、「ニッペ Hi−CRエコ」については、回収植物油を原料とした長油性アルキド樹脂を用いており、樹脂中のリサイクル原料が35%以上と高い基準を実現しています。(「速乾PZヘルゴン」は30%強)
性能面においては、「ニッペ Hi−CRエコ」、「速乾PZヘルゴン」ともに、従来製品と同等以上の隠蔽性(*1)やレベリング力(*2)、さび止め性を有しています。
今後、環境への意識の高まりとともに、鉛フリーの油性さび止め塗料市場は100億円規模まで伸びることが予測されており、当社においても、従来の合成樹脂ペイントは全て、環境配慮型鉛フリーの塗装システムにシフトさせる予定です。
本格的な循環型社会の実現に、同塗装システムが貢献することが期待されます。
(*1) 隠蔽性:塗膜が下地の色を覆い隠す性能
(*2) レベリング:塗装後、塗液が流動し均一で平滑な乾燥塗膜になること
それぞれの商品概要は次の通りです。