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2002年のニュース What's New
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1.23(水)
マグネシウム合金製品の塗装工程を大幅に短縮する素材欠陥高隠蔽性粉体塗料「マグダインPD−Eマルチカバー」を開発
日本ペイント株式会社(本社:大阪市、社長藤嶋輝義)は、ノートパソコン、デジタルカメラ、データプロジェクター筐体等に使用されているマグネシウム合金成形品を塗装する場合、その成形時の素材欠陥を大幅に隠蔽するマグネシウム合金専用下塗り粉体塗料「マグダインPD−E マルチカバー」を開発しました。
 
従来マグネシウム合金成形品は、「湯じわ」、「ひけ」、「巣穴」といった素材欠陥が発生する為、塗装工程に於いてその補修に多大な工数と費用がかかっております。特に納期、コスト面で要求の厳しいIT関連製品ではこの問題の解決が急務となっておりますので、大手家電メーカー等はマグネシウム合金成形品質の向上と共にその後工程である塗装工程での課題解決へと期待されております。
 
従来工法は、マグネシウム合金成形品の塗装工程を下記工程にて実施しています。
  1. 下塗り塗装し欠陥部を確認。
  2. 欠陥部にパテを付ける。
  3. パテを乾燥させる。
  4. パテ補修部を研磨し表面を平滑にする。
  5. 再度下塗り塗装。
  6. 最終の上塗り塗装。
また、一度のパテ補修では欠陥が隠せない場合は二度、三度パテ工程を繰り返す場合も多々あります。この欠陥部補修作業は概ね人手によるもので多大な工数がかかっており製造コストが下がらない大きな要因となっております。
 
当社は、環境配慮という観点から粉体塗料に着目し、マグネシウム合金成形品の素材欠陥をカバーするために様々な実験を行い検討してきました。その結果、「塗料粒径」、「溶融時の粘度」、「硬化スピード」、「貫入性」の制御技術を用い、最適条件を見出し「マグダインPD−Eマルチカバー」を完成させるに至りました。
 
欠陥部隠蔽力向上の効果としては、まず現状多く使用されている溶剤型塗料から下塗り塗料を粉体塗料に置き換えると塗料特性によりパテ補修点数は溶剤型塗料に比べ約1/2に削減可能です。この度開発した「マグダインPD−Eマルチカバー」は従来の粉体塗料を上回る欠陥隠蔽力を有しており素材欠陥の程度によってはパテ補修なしを実現します。更に上塗り塗料も粉体塗料にすることにより更に欠陥部隠蔽力は向上します。
 
当社は、2002年1月より「マグダインPD−E マルチカバー」を日本国内市場をはじめ、マグネシウム合金成形品の更なる増産が期待される台湾、中国市場に対しても発売を行う予定です。2003年には3市場で売上5億円を見込んでいます。
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